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歯を1本失った場合の選択肢として、「ブリッジ」「インプラント」「入れ歯」の3つがあります。本記事では、ブリッジ治療の仕組み・流れ・費用・寿命・メリットデメリット、そしてインプラントとの比較について歯科医師が詳しく解説します。
ブリッジとは
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯(支台歯)を削って被せ物(クラウン)をかぶせ、その間に人工の歯(ポンティック)をつなげる固定式の補綴治療です。橋(ブリッジ)のように両端の歯で失った部分を支えることから、この名前がついています。
ブリッジ治療の流れ
- 支台歯の形成(両隣の歯を削る)
- 型取り・技工(歯科技工士がブリッジを作製)
- 仮歯の装着(約1〜2週間)
- 本ブリッジの装着・咬み合わせ確認
- セメントで固定
ブリッジの費用
保険適用のブリッジ
前歯には硬質レジン前装金属冠(白い被せ物)、奥歯には銀歯(金属冠)が使われる場合が多く、保険適用の場合は費用を大幅に抑えられます。
- 前歯3本ブリッジ(保険):3割負担で1万5,000〜2万5,000円程度
- 奥歯3本ブリッジ(保険):3割負担で1万〜2万円程度
自費(セラミック)のブリッジ
- 3本セラミックブリッジ:15万〜35万円程度
- ジルコニアブリッジ:20万〜45万円程度
ブリッジの寿命
保険のブリッジ(銀歯)は平均7〜10年程度、セラミックブリッジは10〜15年以上使用できることが多いと言われています。ただし、支台歯の虫歯・歯周病・歯ぎしりなどによって寿命が短くなることがあります。
ブリッジのメリット
- 外科手術が不要(インプラントと異なり)
- 治療期間が短い(1〜3週間程度)
- 保険適用で費用を抑えられる
- 固定式のため取り外し不要(入れ歯と異なり)
- 咀嚼力がある程度回復する
ブリッジのデメリット
- 隣の健康な歯を削る必要がある:支台歯の歯質を大きく削るため、将来的に支台歯が弱くなることがある
- フロスが通せない:ブリッジ下の清掃が難しく、歯垢が溜まりやすい(専用フロスが必要)
- 骨が痩せる:失った部分の顎骨に刺激が伝わらないため、骨が徐々に吸収される
- 支台歯への負担:失った歯の分まで支台歯が支えるため、長期的に支台歯が傷む可能性
ブリッジvsインプラントの比較
1本歯を失った場合のブリッジとインプラントの比較です。
- 費用:ブリッジ(保険)< インプラント(30〜50万円程度・保険外)
- 隣の歯への影響:ブリッジは削る・インプラントは削らない
- 外科処置:ブリッジは不要・インプラントは必要
- 骨の維持:ブリッジは骨吸収が進む・インプラントは骨が維持されやすい
- 寿命:ブリッジは10〜15年・インプラントは20〜30年以上(適切なケアで)
- 清掃のしやすさ:ブリッジは難しい・インプラントは天然歯に近い
健康な隣の歯を削りたくない・長期的な骨の維持を重視するならインプラント、外科処置を避けたい・費用を抑えたいならブリッジ、という考え方が参考になります。
まとめ
ブリッジは外科処置なしで短期間に咀嚼機能を回復できる有効な治療です。一方で、健康な歯を削ることや、長期的な骨の維持という観点では課題もあります。どの治療が自分に合っているか、全身状態・残存歯の状態・費用・ライフスタイルを踏まえて歯科医師と十分に相談されることをおすすめします。
監修・執筆:中田雅昭(歯科医師)/東京都町田市・鶴川の歯科医院副院長。歯学部卒業後、一般歯科・矯正歯科・予防歯科を専門に10年以上の臨床経験を持つ。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。詳しくは歯科医院にてご相談ください。

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