口腔がんのセルフチェック方法|早期発見のサインと歯科での検査を解説

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「口の中に治らないできものがある」「舌にしこりが感じられる」「口内炎がずっと治らない」――口腔がん(口の中のがん)は、早期発見であれば治癒率が高い疾患です。本記事では、口腔がんの症状・セルフチェックの方法・定期歯科検診での早期発見について歯科医師が解説します。

口腔がんとは

口腔がんは、口の中(舌・歯ぐき・頬粘膜・口底・口蓋・口唇・顎骨など)に発生する悪性腫瘍の総称です。日本では年間約7,000〜8,000人が口腔がんで亡くなっており、罹患者数も増加傾向にあります。早期(ステージI・II)での発見と治療であれば5年生存率は80〜90%以上ですが、進行した状態での発見では生存率が大幅に下がります。

口腔がんのリスク因子

  • 喫煙:口腔がんの最大のリスク因子。喫煙者は非喫煙者の約4〜6倍のリスクがあると言われている
  • 飲酒:特に喫煙との組み合わせでリスクが大幅に上昇
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)感染:口腔咽頭がんと関連が深い
  • 慢性的な刺激:合わない入れ歯・尖った歯が粘膜に当たり続ける
  • 紫外線:口唇がんと関連
  • 加齢・免疫低下

口腔がんの早期症状

  • 2週間以上治らない口内炎・潰瘍
  • 白い病変(白板症:ロイコプラキア)または赤い病変(紅板症:エリスロプラキア)
  • しこり・腫れ・固い病変
  • 舌・粘膜の色の変化(白色・赤色・暗赤色)
  • ぬるぬるしたもしくはざらついた粘膜の変化
  • しびれ・感覚の変化(麻痺)
  • 口が開けにくい・飲み込みにくい
  • 原因不明の歯の動揺
  • 顎下リンパ節の腫れ

口腔がんのセルフチェック方法

月に1〜2回、明るい場所で鏡を見ながら以下をチェックしましょう。

  • :色の変化・ただれ・腫れ・しこりがないか
  • 頬の内側:白い部分・赤い部分・腫れがないか
  • 舌(上・側面・下):白い部分・赤い部分・しこり・左右非対称がないか
  • 口の底(舌の下):変色・腫れがないか
  • 歯ぐき・歯槽部:腫れ・潰瘍・色の変化がないか
  • 上あご(口蓋):腫れ・変色がないか
  • 顎下部・首のリンパ節:触ったときに腫れやしこりがないか

以下の場合はすぐに歯科・口腔外科へ

  • 2週間以上治らない口内炎・潰瘍がある
  • 白い・赤い病変がある(消えない)
  • 硬いしこりが感じられる
  • 原因不明の歯のぐらつき
  • 顎・首のリンパ節の腫れが2週間以上続く

歯科医院での口腔がん検診

近年、一部の歯科医院では「口腔がん検診」を実施しています。歯科医師による視診・触診に加え、特殊な光を使った「VELscope(ベルスコープ)検査」などで、粘膜の異常な蛍光パターンを検出できます。定期歯科検診のついでに口腔内の全体チェックを受けることが早期発見につながります。

口腔がんは早期発見ができれば高い治癒率が期待できます。定期的な歯科受診と日頃のセルフチェックを習慣にしましょう。

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監修・執筆:中田雅昭(歯科医師)/東京都町田市・鶴川の歯科医院副院長。歯学部卒業後、一般歯科・矯正歯科・予防歯科を専門に10年以上の臨床経験を持つ。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。口の中に気になる症状がある場合は必ず歯科医院・口腔外科を受診してください。

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