大人の矯正と子供の矯正の違い|年齢・費用・期間・効果を歯科医師が比較

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「大人になってからでも矯正できる?」「子供のうちに矯正した方がいいの?」矯正治療を検討する際、年齢に関する疑問は多いです。本記事では、大人の矯正(成人矯正)と子供の矯正(小児矯正)の違い・それぞれのメリットデメリット・費用・期間について歯科医師が解説します。

子供の矯正(小児矯正・一期治療)

小児矯正は、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期(6〜12歳ごろ)」に行う矯正治療です。顎の骨がまだ成長中であるため、骨格的な問題にアプローチできるのが最大の特徴です。

小児矯正のメリット

  • 顎の成長を利用して骨格的な問題を改善できる可能性がある
  • 成長を活かすことで抜歯が不要になるケースが増える
  • 受け口・出っ歯・過蓋咬合(深い噛み合わせ)を早期に改善できる
  • 永久歯がきれいに生えやすい環境を整えられる
  • 治療へのモチベーションが得られやすい時期がある

小児矯正のデメリット

  • 成長とともに歯並びが変化するため、永久歯が生えそろった後に追加治療(二期治療)が必要になることが多い
  • 装置の装着時間を守るのが難しい場合がある
  • 効果が現れるまでに時間がかかる

小児矯正の費用

  • 一期治療:20万〜50万円程度
  • 二期治療(永久歯列期の追加矯正):30万〜80万円程度

大人の矯正(成人矯正・二期治療)

成人矯正は、永久歯が生えそろった後(一般的に12〜13歳以降)に行う矯正治療です。骨の成長が止まっているため、歯の移動のみで歯並びを整えます。

成人矯正のメリット

  • 自分の意志で治療を受けられる(モチベーション維持がしやすい)
  • 骨の成長が止まっているため治療結果が安定しやすい
  • マウスピース矯正・裏側矯正など目立たない選択肢が豊富
  • 何歳からでも始められる(50〜60代からの矯正も可能)

成人矯正のデメリット

  • 骨格的な問題には対応が難しい(重度の受け口・顎のずれは外科矯正が必要)
  • 抜歯が必要になるケースが子供より増える
  • 歯の移動スピードが子供より遅くなる傾向がある(骨の代謝が遅いため)
  • 既存の虫歯・歯周病の治療を先に行う必要がある

成人矯正の費用と期間

  • 費用:40万〜120万円程度(方法・難易度による)
  • 期間:1〜3年程度(症例による)

大人でも矯正は遅くない

「30代・40代からでも矯正できる?」という質問をよく受けますが、歯周病がコントロールされていて歯が健康であれば、何歳からでも矯正治療は可能です。むしろ大人の場合、自分の意志で治療に取り組めるため、装置の装着時間・食事制限・ケアをしっかり守れることが多く、計画通りに治療が進みやすい傾向があります。

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監修・執筆:中田雅昭(歯科医師)/東京都町田市・鶴川の歯科医院副院長。歯学部卒業後、一般歯科・矯正歯科・予防歯科を専門に10年以上の臨床経験を持つ。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。詳しくは矯正専門歯科でご相談ください。

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