はじめに|電動歯ブラシはここまで進化している/
近年、電動歯ブラシは「手磨きの代用品」から「歯科医が推奨するオーラルケアの本命」へと進化しています。
私は現役の歯科医として、患者さんに合ったブラシの選び方を日々ご提案しています。この記事では、専門家の視点で「本当におすすめできる電動歯ブラシ」を厳選し、ランキング形式でご紹介します。
歯科医の私が選ぶ基準とは?
私が電動歯ブラシを選ぶ際のポイントは以下の5つです:
- 歯垢除去力(ブラッシング性能)
- 歯ぐきへの優しさ
- 継続のしやすさ(充電・交換・耐久性)
- コストパフォーマンス
- 患者からの評判・実体験
この基準をもとに、タイプ別におすすめ製品を紹介していきます。
第1位:ブラウン オーラルB iO9
第1位:ブラウン オーラルB iO9|歯垢除去力No.1のプロ仕様モデル
プロ仕様の回転式電動歯ブラシ。
歯科医院のメンテナンス機器にも近い「物理的な除去力」に強みがあり、歯周病予防・矯正中のケア・磨き残し対策に抜群の効果を発揮します。
🎯 主な特徴
- 丸型ブラシが歯を1本ずつ包み込んで物理的にしっかり磨く
- iOシリーズ独自のマイクロバイブレーション技術で歯垢除去力が格段にUP
- AIによるポジションセンサー搭載で磨き残しを検知
- 適正圧センサー付きで歯茎の保護も◎
- モード:7種類(デイリークリーン/センシティブ/ホワイトニングなど)
👨⚕️ 歯科医師のコメント
回転式は物理的な除去力が非常に高く、歯周病リスクが高い方や矯正中の方におすすめです。
iO9は過剰なブラッシングも防げるので、安全性も十分配慮されています。
✅ こんな方におすすめ
- 歯周病リスクが高いと感じている方
- 歯並びが複雑・矯正中で磨き残しが気になる方
- 「とにかくしっかり磨きたい」方
- デジタル機能やAIナビに魅力を感じる方
⚠️ 注意点・デメリット
- 音波式と比較すると動作音がやや大きめ
- 回転式特有の「振動感」に慣れが必要な方も
- 本体価格が高め(3〜4万円台)
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第2位:フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート
歯科医師としても高く評価される、音波式のプレミアムモデル。
「磨きすぎ防止」「アプリ連携」「ホワイトニング対応」など、家庭用電動歯ブラシの中ではトップクラスの高機能を誇ります。
🎯 主な特徴
- 音波振動(約62,000回/分)で高い歯垢除去力
- 圧力センサー搭載で「磨きすぎ」を防止
- Bluetoothでアプリと連携し、磨き残し箇所をナビゲート
- 4モード(Clean/White+/Gum Health/Deep Clean+)+3段階強度
- ガラス充電器&USBトラベルケース付属で使用・保管も快適
👨⚕️ 歯科医師のコメント
アプリ連携による可視化は、患者さん自身が「磨けていない箇所」に気づく良い機会になります。
圧力センサーで歯茎を守れる点も、歯周病リスクのある方には安心しておすすめできます。
✅ こんな方におすすめ
- ホワイトニング効果を自宅でも意識したい方
- 磨きグセ・力加減に不安がある方(圧センサーあり)
- 高機能なモデルを長く使いたい方
- 外出先や旅行先でもしっかりケアしたい方(専用ケースあり)
⚠️ 注意点・デメリット
- 本体価格がやや高め(2万円台〜)
- 替えブラシのコストが年間で1万円近くかかることも
- アプリ機能を使わなくなる人も一部に
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✅ 【第3位】パナソニック ドルツ EW-DP56(日本製・音波式
第3位:パナソニック ドルツ EW-DP56|日本人に最適化された“縦磨き”設計
国産の高品質音波ブラシ。
独自の「W音波振動」と「縦磨きヘッド」は、日本人の歯並びや口腔サイズに最適化されており、高齢者・歯周病ケアを意識した方に特におすすめです。
🎯 主な特徴
- 毎分約31,000回の音波振動 × 微細な縦方向ストローク
- コンパクトなヘッド設計で奥歯まで届きやすい
- モード:Wクリーン/ノーマル/センシティブ/ガムケアなど5モード
- 抗菌仕様・静音性も高く、使いやすさ抜群
- 日本人の歯列・小さな口に合わせた繊細なつくり
👨⚕️ 歯科医師のコメント
海外製の電動ブラシが大きすぎると感じる方には、ドルツは非常に使いやすいと思います。
高齢者や手が不自由な方にも扱いやすく、歯周病ケアにも適したモデルです。
✅ こんな方におすすめ
- 国産ブランドで安心して選びたい方
- 口腔サイズが小さく、大きなヘッドが苦手な方
- 歯周病ケアを重視している方
- シンプルな操作性・静音性を重視する方