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「歯石は自分では取れないの?」「歯石除去は痛い?」「どのくらいの頻度で行けばいいの?」歯石除去(スケーリング)についての疑問をお持ちの方に向けて、歯科医師が詳しく解説します。
歯石とは何か
歯石とは、歯垢(プラーク)が石灰化して硬くなったものです。歯垢は食後8時間程度で形成され、48〜72時間放置すると石灰化が始まります。歯石になると歯ブラシでは除去できず、歯科医院での除去が必要になります。
歯石の種類
- 歯肉縁上歯石(白色〜淡黄色):歯ぐきの上に見えている歯石。唾液中のカルシウムが歯垢に沈着して形成される
- 歯肉縁下歯石(黒褐色):歯ぐきの下(歯周ポケット内)に形成される歯石。血液成分が混じり暗い色をしている。歯周病が進行しやすい
歯石を放置するリスク
- 歯周病の悪化:歯石の表面は無数の細孔があり、細菌が繁殖しやすい。歯周炎・歯槽膿漏が進行する
- 口臭の原因:歯石に繁殖した細菌が硫化物を産生し、口臭の原因になる
- 歯茎の炎症・出血:歯石が歯ぐきを慢性的に刺激して炎症・出血を引き起こす
- 骨の吸収:進行した歯周病では歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまう
- 全身への影響:歯周病菌が血液に乗り、心臓病・糖尿病・早産などのリスクを高める可能性があると言われている
歯石除去(スケーリング)とは
スケーリングとは、スケーラーという器具を使って歯石を除去する治療です。手用スケーラー(キュレット)や超音波スケーラー(超音波振動で歯石を破砕)を使用します。
スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
歯周ポケット内の深い歯石を除去し、歯根表面をなめらかにする治療です。歯周病が中等度以上に進行している場合に行われます。麻酔を使用することもあります。
歯石除去の費用と保険適用
- 保険の歯石除去(スケーリング):歯周病の診断のもと保険適用。3割負担で1,000〜3,000円程度(全顎の場合、数回に分けて行う)
- 自費のPMTC(歯のクリーニング):専用機器で歯石・着色除去+研磨を行うプロフェッショナルケア。5,000〜1万5,000円程度
歯石除去は痛い?
歯ぐきの炎症が軽度の場合は、ほとんど痛みを感じない方が多い傾向があります。ただし、以下の場合は痛みを感じやすくなります。
- 歯石が多量に溜まっている
- 歯周病が進行してポケットが深い
- 歯ぐきの炎症が強い
- 知覚過敏がある
痛みが心配な場合は、事前に歯科医師に伝えることで麻酔を使いながら除去してもらうことも可能です。
歯石除去の頻度
歯石の溜まりやすさは個人差があります。一般的には3〜6ヶ月に1回の定期検診・クリーニングが推奨されています。歯周病が進行している方・歯石が溜まりやすい方は3ヶ月ごとが目安とされることも多い傾向があります。
自宅でできる歯石予防
- 毎日の丁寧なブラッシング(歯と歯ぐきの境目を意識)
- フロス・歯間ブラシで歯間の歯垢を除去
- 電動歯ブラシの活用(手磨きより歯垢除去効果が高い傾向)
- 洗口液の使用(細菌の繁殖を抑える)
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監修・執筆:中田雅昭(歯科医師)/東京都町田市・鶴川の歯科医院副院長。歯学部卒業後、一般歯科・矯正歯科・予防歯科を専門に10年以上の臨床経験を持つ。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。詳しくは歯科医院でご相談ください。

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