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「歯を失ったらインプラントと入れ歯どちらがいい?」「歯科医師はどちらを勧めるの?」インプラントか入れ歯かは、多くの方が悩む選択です。実は「どちらが優れているか」ではなく、「その方の状況に何が適しているか」が最も重要なポイントです。本記事では、歯科医師が正直な視点でインプラントと入れ歯の選び方を解説します。
インプラントと入れ歯の基本的な違い
インプラント:外科手術でチタン製の土台(フィクスチャー)を顎骨に埋め込み、人工歯を固定する治療。取り外し不要で天然歯に近い使用感。費用30〜50万円/本・保険外。
入れ歯(義歯):失った歯と歯ぐきを補う取り外し式の装置。外科処置不要・保険適用あり。費用(保険)は数千〜2万円程度。
インプラントが向いている人
- 全身疾患がなく外科手術ができる方
- 十分な骨量がある(または骨造成が可能な)方
- 費用を出せる方(高額だが長期的には費用対効果が高い傾向)
- 天然歯に近い使用感・咀嚼力を求める方
- 審美性を重視する方
- 隣の健康な歯を削りたくない方(ブリッジの代替として)
- 非喫煙者・禁煙できる方
入れ歯が向いている人
- 全身疾患(心疾患・骨粗しょう症・コントロール不良の糖尿病など)で外科手術が困難な方
- 骨量が極めて少なく、骨造成も困難な方
- 費用を抑えたい方
- 短期間で補綴物を完成させたい方
- 複数の歯を失っており広範囲の補綴が必要な方
- 将来の追加の抜歯が予想される方
インプラントのメリット・デメリット
メリット
- 天然歯に近い咀嚼力・感覚
- 審美性が高い
- 隣の歯を削らなくていい
- 顎骨への刺激が維持されて骨の吸収が防げる
- 取り外し不要
- 適切なケアで長期使用(20〜30年以上)
デメリット
- 外科手術が必要
- 費用が高い(保険外)
- 治療期間が長い(3ヶ月〜1年以上)
- インプラント周囲炎のリスクがある
- 骨量が不足している場合は骨造成も必要
入れ歯のメリット・デメリット
メリット
- 外科処置不要
- 費用が安い(保険適用あり)
- 短期間で製作可能
- 後から調整・作り直しができる
- 高齢者・全身疾患のある方も受けやすい
デメリット
- 取り外しが必要(就寝前に外す・食後に洗う)
- 咀嚼力はインプラントや天然歯に劣る(特に総入れ歯)
- しゃべりにくい・食べ物が詰まる感覚がある
- 歯ぐきの変化に伴い調整・作り直しが必要
- 顎骨の吸収が進む場合がある
費用と寿命の比較
- インプラント:初期費用30〜50万円/本。20〜30年以上使用できることが多い
- 保険の入れ歯:数千〜2万円。5〜7年程度で作り直しが多い(3〜4回作り直すと総額がインプラントに近づくことも)
- 自費の入れ歯:10〜50万円程度。品質・耐久性が高め
まずは歯科医院でカウンセリングを
インプラントか入れ歯かの選択は、お口の状態・全身の健康状態・費用・ライフスタイルによって個人個人で最適な答えが異なります。まずは歯科医院でCT検査や全身状態の評価を受けた上で、メリット・デメリットを十分に聞いてから判断することをおすすめします。
監修・執筆:中田雅昭(歯科医師)/東京都町田市・鶴川の歯科医院副院長。歯学部卒業後、一般歯科・矯正歯科・予防歯科を専門に10年以上の臨床経験を持つ。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。詳しくは専門の歯科医師にご相談ください。

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