📋 本記事は歯科医師による監修記事です
監修:歯科医師 中田 雅昭 / 株式会社Lani 代表
※ 当ブログの記事は、歯科医療の現場経験を持つ歯科医師の監修のもと、最新の情報に基づいて作成されています。
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「虫歯がどの程度進んでいるか知りたい」「C1・C2・C3って何が違うの?」という疑問にお答えするため、虫歯の進行度別の分類と治療法について歯科医師が詳しく解説します。
虫歯とは
虫歯(う蝕)は、口腔内の細菌(主にミュータンス連鎖球菌)が食べ物の糖分を分解して産生する「酸」によって、歯の硬組織(エナメル質・象牙質・セメント質)が溶かされていく感染症です。虫歯は放置するほど進行し、治療が複雑・高額になっていきます。
虫歯の進行度別分類(C0〜C4)
C0:初期脱灰(虫歯ではない・要観察)
エナメル質の表面が酸で溶け始め、白濁(白い斑点)が見られる状態です。まだ穴は開いていないため、フッ素塗布・正しいブラッシングによって再石灰化(修復)できる可能性があります。削る治療は不要で、定期観察が基本です。
C1:エナメル質う蝕
エナメル質(歯の一番外側の硬い層)に限局した虫歯です。痛みや症状がないことが多く、定期検診で発見されるケースも多い傾向があります。
- 治療法:虫歯を小さく削り、コンポジットレジン(白い樹脂)で詰める(1回で完了することが多い)
- 費用(保険):3割負担で1,500〜3,000円程度
C2:象牙質う蝕
虫歯がエナメル質を超え、その内側の象牙質まで達した状態です。象牙質には神経(歯髄)に向かう細管(象牙細管)があるため、冷たいもの・甘いもので痛みやしみる症状が出ることがあります。
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- 治療法:虫歯を削り、大きさによってコンポジットレジン(詰め物)またはインレー(金属・セラミックの詰め物)で修復
- 費用(保険):3割負担で2,000〜5,000円程度(詰め物の種類・大きさによる)
C3:歯髄まで達した虫歯
虫歯が歯の中心部「歯髄(神経・血管の束)」まで到達した状態です。強いズキズキした痛み(特に夜間・横になると悪化)が特徴ですが、歯髄が壊死すると逆に痛みが消えることもあります(神経が死んでいるため)。
- 治療法:根管治療(神経の治療)が必要。神経を取り除き根管を清掃・消毒・充填した後、クラウン(被せ物)で保護
- 費用(保険):3割負担で5,000〜1万5,000円程度(歯の本数・難度・クラウン代含む)
C4:歯冠部崩壊・残根状態
虫歯が進行して歯冠部(歯の見える部分)がほぼ崩壊し、歯根だけが残った状態です。この段階では通常、抜歯が選択されます。ただし歯根の状態によっては根管治療で保存できる場合もあります。
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- 治療法:多くの場合抜歯。その後、インプラント・ブリッジ・入れ歯で補綴する
虫歯になりやすい場所
- 歯の溝(咬合面):特に奥歯の深い溝に歯垢が溜まりやすい
- 歯と歯の間(隣接面):フロス・歯間ブラシが届きにくい場所
- 歯と歯ぐきの境目(歯頸部):歯磨きが届きにくい
- 詰め物・被せ物の境界:段差に汚れが溜まりやすい(二次う蝕)
虫歯予防の基本
- 毎日のブラッシング(歯と歯ぐきの境目・溝を意識)
- フロス・歯間ブラシで歯間を清掃
- フッ素入り歯磨き粉の使用(1,000〜1,450ppm)
- シュガーレスガムの活用(唾液分泌促進・中和)
- 3〜6ヶ月ごとの定期検診・フッ素塗布
「虫歯かもしれない」と気になる症状があれば、早期に歯科医院を受診することで治療の負担を最小限に抑えることができます。
監修・執筆:中田雅昭(歯科医師/登録番号 第185106号)/昭和大学歯学部卒業(2019年)。一般歯科・予防歯科・補綴治療を中心に、保険診療から自由診療まで幅広く臨床経験を積む。一般歯科・予防歯科・補綴治療を中心に、保険診療から自由診療まで幅広く臨床経験を積む。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。気になる症状がある場合は歯科医院でご相談ください。
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