「マウスピース矯正を始めたいけど、費用が高くて踏み出せない」——そんな声をよく聞きます。マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外せる利便性から人気が高まっていますが、費用は決して安くありません。本記事では、マウスピース矯正の費用相場から、賢く費用を抑える7つの方法まで、歯科医師が詳しく解説します。
マウスピース矯正の費用相場(種類別)
マウスピース矯正の費用は、矯正のブランドや歯並びの程度によって大きく異なります。
| 種類 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| インビザライン(全顎) | 70〜120万円 | 世界シェアNo.1。複雑なケースにも対応 |
| インビザラインGo(部分矯正) | 30〜50万円 | 前歯6本の軽度な矯正に特化 |
| キレイライン矯正 | 9〜50万円 | コスパ重視。全国展開でアクセス良好 |
| Oh my teeth | 20〜50万円 | オンライン診療活用でリーズナブル |
| エミ矯正・hanaravi等 | 20〜60万円 | サブスク型・月額制で始めやすい |
なお、これらの費用には精密検査・診断料・保定装置(リテーナー)費用が含まれていない場合もあるため、総額を必ず確認しましょう。
方法①:医療費控除で費用を取り戻す
マウスピース矯正は、「噛み合わせの改善・機能的な問題の治療」を目的とする場合、医療費控除の対象となります。審美目的(見た目だけの改善)の場合は対象外とされることもありますが、多くのケースで控除が認められています。
計算例:
矯正費用50万円、年収600万円(所得税率20%)の場合
(50万 − 10万)× 20% = 8万円の節税(住民税分を含めると12万円超の節税になることも)
家族全員の医療費を合算して申告できるため、同年に家族が歯科治療や病院受診をしていた場合はまとめて申告しましょう。確定申告はe-Taxでオンラインでも手続きできます。
方法②:モニター制度を活用する
多くのクリニックが、症例写真・口コミ・インタビューへの協力を条件に20〜40%オフでマウスピース矯正を提供するモニター制度を設けています。
モニター枠は限られているため、検討しているクリニックに問い合わせてみましょう。「モニター募集中ですか?」と一言聞くだけでOKです。
方法③:複数クリニックの見積もりを比較する
同じ「インビザライン全顎矯正」でも、クリニックによって10〜20万円の差が生じることがあります。最低でも2〜3院の無料カウンセリングを受け、費用・治療計画・担当医の説明をしっかり比較しましょう。
比較する際のポイント:
- 精密検査料・追加アライナー費用が含まれているか
- 保定装置(リテーナー)の費用は別途か
- 途中で治療方針が変わった場合の追加費用はあるか
- クレジットカード・デンタルローンに対応しているか
方法④:分割払い・デンタルローンを活用する
一括払いが難しい場合、デンタルローンや分割払いを使えば月々の負担を抑えられます。
クレジットカード分割払い
24〜60回払いに対応しているクリニックも増えています。カードのポイントが貯まるメリットもあります(ただし分割手数料に注意)。
デンタルローン
医療費専用のローンで、金利が比較的低めのものもあります。オリコのデンタルローンや信販会社提携のローンが一般的です。事前に金利と総返済額を確認した上で利用しましょう。
方法⑤:部分矯正(前歯だけ)を選ぶ
全体矯正が必要ない軽度の歯並びであれば、前歯6〜8本だけを動かす「部分矯正」が費用を大幅に抑える選択肢です。インビザラインGoやキレイライン矯正などが代表的で、全顎矯正の半分以下の費用で済むことがあります。ただし、噛み合わせに問題がある場合は部分矯正では対応できないため、まずは歯科医師に相談してください。
方法⑥:低価格ブランドを選ぶ
マウスピース矯正のブランドは多様化しており、品質を保ちつつ低価格を実現しているブランドも増えています。キレイライン矯正・Oh my teeth・harareviなどは、インビザラインと比べて費用を抑えつつ、軽〜中程度の矯正に対応しています。
ただし、重度の歯並びや複雑な噛み合わせの問題には対応できない場合があるため、自分のケースに適したブランドか歯科医師に確認しましょう。
方法⑦:キャンペーン・割引時期を狙う
多くのクリニックで、春(3〜4月)や年末年始にキャンペーン価格での矯正治療を実施しています。公式サイトやSNSをこまめにチェックし、割引期間を逃さないようにしましょう。また、初回カウンセリング無料のクリニックも多いため、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
費用が安いマウスピース矯正3選(2026年版)
1. キレイライン矯正
初回税込9,800円から始められる部分矯正が人気。全国200院以上に展開しており、アクセス面でも優れています。前歯の軽度な乱れに特におすすめです。
2. Oh my teeth
オンライン診療を活用することで中間コストを削減し、リーズナブルな価格を実現。サブスク型の月額プランも選べ、まとまった初期費用なしで始められます。
3. hanaravi(ハナラビ)
月額3,500円〜(税込)という低価格帯からスタートできるサブスク型マウスピース矯正。軽〜中程度の矯正に対応しており、コスト重視の方に向いています。
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◆矯正専門医の視点(2026年最新・歯科医師監修の補足)
マウスピース矯正は近年精度が大きく向上し、対応できる症例の幅も広がってきています。軽度〜中等度の歯並びを中心に、計画どおりの仕上がりが期待しやすくなりました。
一方で、仕上がりと安全性を左右するのは「誰のもとで受けるか」です。診断・治療計画・経過の管理は、矯正を専門とする歯科医師(矯正歯科)のもとで受けることが大切です。
また、料金が極端に安いプランでは、見た目の歯並びは整っても噛み合わせ(咬合)の管理が十分でないことがあります。「歯を並べる」だけでなく噛み合わせまで考えた治療かを、カウンセリングで必ず確認しましょう。(効果・適応には個人差があります)
まとめ
マウスピース矯正の費用を抑えるための7つの方法をまとめると:
- 医療費控除を確定申告で申請する
- モニター制度を活用する
- 複数クリニックの見積もりを比較する
- デンタルローン・分割払いを利用する
- 部分矯正で対応できるか確認する
- 低価格ブランドを検討する
- キャンペーン・割引時期を狙う
矯正治療は長期にわたる投資です。費用だけでなく、担当医の経験・治療計画の丁寧さ・アフターフォローの充実度なども含めて、納得のいくクリニックを選んでください。まずは無料カウンセリングに行ってみることから始めてみましょう。
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Q. モニター制度は怪しくないですか?安全ですか?
A. 大手クリニックのモニター制度は正規の割引プログラムです。基本的にSNSへの投稿や口コミ掲載を条件に費用を割引する仕組みで、治療の質は通常患者と同じです。ただし不明確な条件を押しつけるクリニックには注意が必要です。契約前に条件を必ず書面で確認しましょう。
Q. 安いマウスピース矯正を選ぶと仕上がりが悪くなりますか?
A. 費用が安いことが直接「仕上がりが悪い」とは限りません。ただし非常に安価なクリニックはカウンセリング・設備・アフターケアに差がある場合があります。費用だけでなく、担当歯科医師の実績・使用する矯正システム・保証制度を総合的に比較することが大切です。
Q. デンタルローンの金利はどのくらいですか?
A. デンタルローンの金利は年2〜15%程度が一般的です。クリニック提携のローンは低金利(0〜5%)のものもありますが、一般的なフリーローンより審査が緩い代わりに金利が高いケースもあります。分割回数を増やすほど総支払額が増えるため、返済シミュレーションを必ず確認しましょう。
マウスピース矯正の費用を他の矯正と徹底比較【2026年最新】
矯正治療を選ぶ際、費用は最も気になるポイントのひとつです。主な矯正方法の費用相場を歯科医師が解説します。
| 矯正の種類 | 費用相場 | 期間 | 目立ちにくさ |
|---|---|---|---|
| マウスピース矯正(全体) | ¥60〜100万 | 1〜3年 | ◎ほぼ目立たない |
| マウスピース矯正(部分) | ¥10〜30万 | 3〜12ヶ月 | ◎ほぼ目立たない |
| ワイヤー矯正(表側) | ¥60〜120万 | 1.5〜3年 | △目立つ |
| ワイヤー矯正(裏側) | ¥80〜150万 | 2〜3年 | ◎目立たない |
| セルフ型マウスピース矯正 | ¥10〜20万 | 6〜18ヶ月 | ◎ほぼ目立たない |
マウスピース矯正の費用を安くする具体的な方法【実践版】
①医療費控除を必ず申請する
矯正治療費(目的が機能的なもの)は医療費控除の対象です。年間10万円を超えた分が控除されます。総額100万円の場合、所得税率20%の方なら最大約18万円の節税効果があります。
②複数クリニックで見積もりを比較する
同じインビザラインでも、クリニックによって10〜30万円の差があります。無料カウンセリングを3〜4件受けて比較するのが基本です。
③モニター・キャンペーン価格を狙う
開院・移転記念や症例写真掲載協力などで通常の20〜30%引きになることがあります。hanaraviなどオンライン矯正では常時割引キャンペーンを実施中のことが多いです。
よくある質問
マウスピース矯正の費用は分割払いできますか?
多くのクリニックでデンタルローンや院内分割払いに対応しています。デンタルローンは無金利〜低金利で月々2〜3万円程度に分散できます。hanaraviなどオンライン型は費用を抑えやすい傾向があります。
マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらが安いですか?
全体矯正の場合、費用はほぼ同程度です(60〜120万円前後)。ただし部分矯正ではマウスピース型のほうが10〜30万円と安く済む場合があります。セルフ型マウスピース矯正(hanaravi等)は10〜20万円台と大幅に安いのが特徴です。

