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「セラミックにするかジルコニアにするか迷っている」「どちらが長持ちするの?」被せ物を自費で作る場合、セラミックとジルコニアのどちらにするか悩む方が多くいます。本記事では、セラミックとジルコニアの特徴・強度・透明感・費用・向いている部位を歯科医師が比較して解説します。
セラミックとは
歯科で「セラミック」と言う場合、主に「長石系ポーセレン(陶材)」や「ガラスセラミック(e.max・リチウムジシリケート)」などを指します。透明感・色調の再現性に優れており、天然歯に非常に近い見た目が実現できます。
セラミックの特徴
- 透明感・審美性:天然歯に最も近い自然な見た目が実現できる
- 強度:ジルコニアより破折しやすい傾向がある(特に奥歯では注意が必要)
- 適応部位:主に前歯・小臼歯など噛む力が強くない部位
- 費用:1歯8〜15万円程度
ジルコニアとは
ジルコニアは酸化ジルコニウムを主成分とする高強度セラミックで、「白い金属」とも呼ばれます。金属を含まないため金属アレルギーのリスクがなく、強度が非常に高いのが特徴です。近年は透明感の高い「高透光性ジルコニア」も登場し、前歯にも使用できるようになっています。
ジルコニアの特徴
- 強度:セラミックの中で最も強く、奥歯にも使用できる
- 透明感:従来のジルコニアは透明感が低かったが、高透光性タイプは改善されている
- 適応部位:前歯・奥歯・ブリッジと幅広く対応
- 費用:1歯8〜18万円程度
- デメリット:対合歯(かみ合わせる歯)を摩耗させる可能性がある・硬すぎて調整が難しい場合がある
セラミックとジルコニアの比較表
- 透明感・審美性:セラミック(特にe.max)が優れる
- 強度・耐久性:ジルコニアが優れる
- 奥歯への適応:ジルコニアが有利
- 金属アレルギーリスク:どちらも金属なしでゼロ
- 対合歯への影響:ジルコニアの方が硬く影響が大きい可能性がある
- 費用:同程度〜ジルコニアがやや高い傾向
- 寿命:適切なケアで10〜15年以上が目安(差は小さい)
どちらを選ぶべきか?
前歯を美しく仕上げたい場合
透明感・色調再現性の高い「e.maxセラミック(リチウムジシリケート)」が多く選ばれています。前歯は噛む力が比較的弱いため、強度より審美性を優先できます。ただし歯ぎしりがある場合はジルコニアまたはe.max系でも高強度のものを選ぶことが推奨されることがあります。
奥歯・ブリッジ・歯ぎしりがある場合
高い咬合力に耐えられるジルコニアが適しています。3〜4本以上の長いブリッジにも対応できる強度があります。最近の高透光性ジルコニアなら前歯にも使用できます。
最終的にはお口の状態・咬合力・予算・審美的な希望を担当歯科医師に相談してから決定することをおすすめします。
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監修・執筆:中田雅昭(歯科医師)/東京都町田市・鶴川の歯科医院副院長。歯学部卒業後、一般歯科・矯正歯科・予防歯科を専門に10年以上の臨床経験を持つ。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個人差があります。詳しくは歯科医院でご相談ください。

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