📋 本記事は歯科医師による監修記事です
監修:歯科医師 中田 雅昭 / 株式会社Lani 代表
※ 当ブログの記事は、歯科医療の現場経験を持つ歯科医師の監修のもと、最新の情報に基づいて作成されています。
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「子供の歯を虫歯から守るために、歯科医院でできる予防処置はある?」「大人もフッ素塗布を受けた方がいいの?」——虫歯予防に積極的な方からよくいただく質問です。歯科医院では、日常のブラッシングに加えて「シーラント」「フッ素塗布」などのプロフェッショナルな予防処置を受けることができます。本記事では、代表的な予防処置の内容・効果・対象年齢・費用について歯科医師の視点から解説します。
シーラント(小窩裂溝填塞)とは?
シーラントとは、奥歯(臼歯)の噛み合わせ面にある深い溝(小窩裂溝)を歯科用プラスチック樹脂(シーラント材)で埋める予防処置です。歯の溝は歯ブラシの毛先が届きにくく、食べ物のカスや歯垢が詰まって虫歯になりやすい部分です。シーラントでこの溝を塞ぐことで、虫歯のリスクを減らすことができるとされています。
シーラントの対象と時期
シーラントは主に子どもの奥歯が生えてきた時期(乳歯の奥歯:3〜4歳頃、第一大臼歯(6歳臼歯):6〜7歳頃、第二大臼歯:12〜13歳頃)に行われることが多いです。特に6歳臼歯が生えた直後は、まだ萌出途中で歯が低く磨きにくいため、シーラントが効果的とされています。
大人でも虫歯になっていない溝の深い奥歯があれば適応になる場合があります。
シーラントの費用と保険適用
シーラントは条件を満たす場合に保険適用になります(3〜14歳の奥歯の溝に行う場合など)。保険適用の場合は1本あたり400〜500円程度(3割負担)が目安です。自費の場合は1本あたり1,000〜5,000円程度の歯科医院が多いようです。
シーラントの注意点
シーラントは時間が経つと外れることがあります。外れた場合は再度充填が必要です。また、歯と歯の間(隣接面)の虫歯予防には効果がないため、フロスや歯間ブラシも並行して使うことが大切です。
フッ素塗布とは?
フッ素塗布とは、歯科医院でフッ化物を高濃度で歯の表面に塗布する予防処置です。フッ素には以下の3つの作用があるとされています。
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フッ素塗布の対象年齢
フッ素塗布は子どもから大人まで幅広い年齢で受けることができます。特に効果が高いとされるのは以下のケースです。
- 乳歯・永久歯が生え始めた子ども(歯の形成が完了するまでの期間)
- 虫歯のリスクが高い方(口が乾きやすい・糖分の多い飲食物を摂る機会が多い)
- 歯の根が露出してきた方(歯根面の虫歯予防)
- 矯正中の方(ブラケット周囲の虫歯予防)
フッ素塗布の頻度と費用
通常、3〜6ヶ月に一度の定期検診時に合わせて行われます。費用の目安は保険適用なしの場合500〜2,000円程度が多いですが、定期検診のセットメニューに含まれている歯科医院も多くあります。
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ホームケアとプロフェッショナルケアの組み合わせが大切
シーラントやフッ素塗布などのプロフェッショナルケアは、あくまでも日常のブラッシングを補完するものです。毎日の歯磨きをしっかり行い、定期的に歯科医院を受診するという「ホームケア+プロフェッショナルケア」の組み合わせが、長期的な虫歯予防には欠かせません。
フッ素入り歯磨き粉の選び方についても、歯科医師・歯科衛生士に相談することでご自身の年齢・リスクに合った製品を選ぶことができます。
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まとめ
歯科医院でできる虫歯予防処置として、シーラントと歯科フッ素塗布が代表的です。シーラントは奥歯の溝を樹脂で埋めて虫歯のリスクを減らす方法で、主に子どもに適用されます。フッ素塗布は年齢を問わず行える方法で、再石灰化促進・脱灰抑制・抗菌作用があるとされています。どちらも定期検診の際に相談できますので、虫歯予防に関心がある方はかかりつけの歯科医師にご確認ください。
個人差がありますので、具体的な適応・効果については歯科医師にご相談ください。
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監修・執筆:中田雅昭(歯科医師/登録番号 第185106号)/昭和大学歯学部卒業(2019年)。一般歯科・予防歯科・補綴治療を中心に、保険診療から自由診療まで幅広く臨床経験を積む。一般歯科・予防歯科・補綴治療を中心に、保険診療から自由診療まで幅広く臨床経験を積む。
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